『たまこラブストーリー』
6日に観てきました。

タイトルから「まーけっと」を外したために、告知に苦戦しているとも聞いていましたが、ゴールデンウィークの最終日ということで、「シネマサンシャイン池袋」の14:10分の回でしたが、8割くらいは入っていたのではないでしょうか。
もちろん観客は9割以上若者でしたがもう何も気にしない。

で、感想は
「中盤のアレから、たまこが人間ぽくなった」 というのと、
「色々と隅々まで行き届いた作りの映画だなー」
ということでした。

テレビ版では(見返していないので、そこまで極端だったかはっきりは覚えてませんが)、あまりエゴの感じられない、アニメの中でも、喋るトリの設定と相まって人間離れした純粋さを与えられた感があったような。
そうじゃないような演出もあったとは思うんですが、そこら辺はあまり強くは押し出されてなかったような気が

それが、映画の後半はなんかもう、ストレートにメロドラマが炸裂してますし、それはまあとても良かったんですが、「お〜、この子人間じゃん」ていう新鮮さが(笑)

思えば、テレビ版のキービジュアルのひとつは、デラ(喋るトリ)を頭に乗せたたまこが、商店街をバックに両手を広げ、あたかも宙に浮いているようなカットでした。
こじつけるつもりは無いですが、それがこの映画では地上に降りてきたのかなあっていう感じがしたんですよねー。
まあ、テレビ版オープニングでは空から降ってきてますが。
ただそのあと、たまこはマジシャンをやるので、やっぱり現実感が薄い印象が僕にはありました。……こじつけてるかも。

細かいところでは、シーンは忘れたんですが、前半にあったたまこの手のアップで、指のフォルムの描写が素晴らしかったです。
どんなふうにかと言えば、すっと伸びた、いわゆる白魚のような手っていうのではなく、指の肉付きがしっかり描かれていながら、きちんと少女の指が表現できていると感じたのでした。
あと、座っているポーズをあおった構図での、やや控えめな広角のレイアウトとフォルムも画的な見所の一つだったかなと思います。
それと、引いた構図での風景はもう完全に『日常』を思い起こさせるものでしたね。
他にも、CGを上手く使っているのだろうなと想像した、キャラクターの移動に伴う背景の動かし方など、細かいところまでよく寝られているなあと思って観ていました。

あと、親のことが上手に落とし込まれているのも良かったです。
もち蔵のとーちゃんが、たまこのとーちゃんに絡み酒しているシーンでマジ泣き(笑)
ていうかオープニングの曲でもうw

で、あんこちゃんはいつの間にそんな大きく。
それにしては言動が幼かったような。

ともあれ、また劇場へ行きたいと思う映画でした。