渋谷のロフトワーク COOOPで2/2の14〜18時に行われたNovelJam2018秋 最優秀賞作品「いえ喰ういえ」電子出版記念イベント
「『架空街区』 人はなぜ架空世界を求めるのか?」
に行ってきました。

三部構成で、第一部では作家の新城カズマ氏、八島游舷氏、空想地図制作者の今和泉隆行氏によるトークで、司会進行が「いえ喰ういえ」著者の維嶋津氏で
「架空世界にとり憑かれた瞬間」
八島游舷氏と維嶋津氏が「ゲンロンSF創作講座」受講生ということで、小説教室や梗概についての話が多かったです。

第二部は今和泉隆行氏と維嶋津氏で
「架空×地図 ”空想地図”が案内するもの」
今和泉氏が各町の話題で小さな道まですらすらと出て来るのがすごかったです。

第三部は八島游舷氏と維嶋津氏で
ゲストトーク「架空×仏教 未来仏教の『科学』――仏飛びSF『天駆せよ法勝寺 』の過去・現在・未来」
『天駆せよ法勝寺 』作中の佛理学についての詳細な解説が面白く、またご本人はそのつもりがないのに逆と受け取られているということで、実際私もそうですが、それはご本人も「自分で狙ってできるものでもないので」ということで、読者の感想までは仕方ないのではという。
あと設定をシェアードワールド的に使ってもらってもいいという見識がいいですね。

長さを感じさせない面白いイベントでした。

会場入口
展示
空想地図に参加者が空想の記憶を重ねます。
第一部登壇者:向かって右から新城カズマ氏、今和泉隆行、八島游舷氏
維嶋津氏