3月もあまり読めませんでした(読了順・敬称略)。
でもどれも面白く、質は充実。

『機巧のイヴ』乾緑郎
『機巧のイヴ 新世界覚醒篇』乾緑郎
『機巧のイヴ 帝都浪漫篇』乾緑郎

『妖ファンタスティカ2』操觚の会 編

『ヤオと七つの時空の謎』芦辺拓 編

『帝都物語1 神霊篇』荒俣宏
『帝都物語2 魔都(バビロン)篇』荒俣宏

『遠い他国でひょんと死ぬるや』宮内悠介

『ぴぴぴ・ぴぴっぴ』久永実木彦(再読)

『とむらい機関車』大阪圭吉

『機巧のイヴ』の〜篇というのは、『火の鳥』を意識しているということで、なるほど! と。
まだ続くということなので、新作を楽しみに待ちます。
表紙イラストのイメージだと、イヴは怜悧な感じにも見えますが、読むとギャップがあって楽しいです。

『妖ファンタスティカ2』『ヤオと七つの時空の謎』は古代史も扱われているので、そこが特に良かったです。

『遠い他国でひょんと死ぬるや』は芸術選奨の文部科学大臣新人賞ということで、難解なのかなと少し身構えて読み始めました。
テーマは決して軽くないですが、反するように筆致は軽快で今風な(ネット的な感じの)ギャグの間の取り方をする描写が随所にあったり、キャラクター小説的なところもあって、楽しく読めました。
最初、心情の描写から主人公を自分と同年代くらいかと思いながら読んでいて、途中でだいぶ若いと気づき「そうだよねー」と思ったのは、まあ(笑)

『帝都物語』実は初読です。
映画も未見なので、映画化されたところまで読んだら、アマプラにあるので観てみようと思っています。